svelte-plain-php5.6-example Svelte Themes

Svelte Plain Php5.6 Example

svelte-plain-php5.6-example

フロントエンドをSvelte、バックエンドをプレーンなPHPで作成したサンプルです。

概要

以下の学習を目的にしたシンプルな実装を心掛けました。 簡単のためセキュリティを考慮した実装は避けました。

  • フロントエンドとバックエンドの分離方法
  • CORS対策
  • ログイン機能
  • ページネーション機能
  • メール送信
  • プライベート画面(ログインしたアカウントのみアクセス可能な画面)

何故、Reactではなく、Svelteを使うんですか?

Svelteはコード量が少なく、直観的です。バンドルサイズも小さくなり、高速なようです。

何故、プレーンなPHP5.6を使うんですか?

格安のレンタルサーバーでフレームワークも使えない場合等、過酷なインフラ環境を想定しました。apacheでmod-rewriteが禁止されているとほぼフレームワークが使えません。使いたいような、使いたくないような、そんなレンタルサーバーがあるんです。

インストール

サーバ起動

cd svelte-plain-php5.6-example
docker-compose up -d

データベース

データベースにMySQL Workbench等で接続

Hostname:       127.0.0.1:3307
Username:       root
Password:       password
Default Schema: mydb

以下のテストデータを登録

cd .doc
code .doc/DDL_DML.sql

Node.jsのインストール

Node.jsのインストールはこちら

pnpmのインストールはこちら※必須ではありません

npm install -g pnpm

Visual_Studio_Codeでnpmコマンドがエラーとなる場合

RestrictedからRemoteSignedへ変更

Get-ExecutionPolicy
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
Get-ExecutionPolicy

フロントエンド(App)起動

cd project/frontend/app
pnpm i
pnpm run dev

フロントエンド(Home)起動

cd project/frontend/home
pnpm i
pnpm run dev

テスト用のホスト名を登録

hostsファイルを開く ※必須の工程です ※Visual Studio Codeを管理者で開くと修正可能

code C:/Windows/System32/drivers/etc/hosts

以下のテスト用ホストを追加

127.0.0.1       example-home.jp
127.0.0.1       example-app.jp
127.0.0.1       example-php.jp

実行

https://example-app.jp/
https://example-home.jp/
https://example-php.jp/

実装

フロントエンドとバックエンドの分離方法

  1. プロジェクトをサーバーへ仮置き 以下のフォルダへ配置

    /project/frontend/home
    /project/frontend/app
    /project/backend/php
    

    ※docker-compose.ymlを参照

    code docker-compose.yml
    
  2. デプロイ先フォルダのリンクをapacheの各ディレクトリへ作成 以下、リンクコマンドをDockerfileから抜粋

    ln -s /project/frontend/home/public /var/www/html/example-home.jp
    ln -s /project/frontend/app/public /var/www/html/example-app.jp
    ln -s /project/backend/php/public /var/www/html/example-php.jp
    

    ※Dockerfileを参照

    code .infra/docker/php/Dockerfile
    

CORS対策

リクエストの応答やセッション情報はドメイン(オリジン)が異なる場合、フロンドエンドとバックエンドに設定をしなければ想定通りの動作が行われない。また、CORS環境でセッション情報をやり取りする場合「SSL通信が必須」となります。https-portalでオレオレ証明書を発行しローカル環境で開発を可能としています。

フロンドエンド

fetch時に「credentials: "include",」を設定

const res = await fetch("https://example-php.jp/loginUser.php", {
    method: "POST",
    headers: { "Content-Type": "application/json" },
    body: JSON.stringify({ username: userNameLocal }),
    credentials: "include",
});

※LoginCheck.svelteを参照

code project/frontend/app/src/routes/LoginCheck.svelte

バックエンド

冒頭で以下の設定を行う

header("Access-Control-Allow-Origin: https://example-app.jp");
header("Access-Control-Allow-Methods: GET, POST, OPTIONS, PUT, DELETE");
header("Access-Control-Allow-Headers: Content-Disposition, Content-Type, Content-Length, Accept-Encoding");
header("Access-Control-Allow-Credentials: true");
header('Context-Type: application/json');

セッション開始はphp5.6の仕様通りです。ソースを抜粋し記載します。

$maxlifetime = 6000;
session_set_cookie_params($maxlifetime, '/; SameSite=None', '', true);

session_start();
session_regenerate_id();
session_write_close();

※loginUser.phpを参照

code project/backend/php/public/loginUser.php

ログイン機能

phpでセッションを作成し、ログイン後に作成したセッション情報を確認し、ログイン有無を判断します。厳密な実装ではないので詳細はソースを参照ください。

ログイン(loginUser.php)

code project/backend/php/public/loginUser.php

ログイン確認(loginCheck.php)

code project/backend/php/public/loginCheck.php

ログアウト(logout.php)

code project/backend/php/public/logout.php

ページネーション機能

商品等をリスト表示する際のページング処理の実装です。フレームワークを使えないことによる弊害です。車輪の再発明は極力控えたい所です。

※Pagination.svelteを参照

code project/frontend/app/src/routes/Pagination.svelte

メール送信

sendmailを使用しています。以下のURLでメールを送信します。

https://example-php.jp/loginCheck.php

mailhogを使用しローカル環境のメールボックスを確認します。

http://localhost:8025

プライベート画面

ログイン画面で「login」ボタンを押下します。

https://example-app.jp/loginCheck

プライベート画面が開けるか確認します。

https://example-app.jp/private

デプロイ

どこにでもデプロイできる方法にこだわり、レンタルサーバーにデプロイできれば大体の環境で応用が利くと考えました。そこでWinSCPのCUIコマンドでデプロイバッチを作成する事にしました。

レンタルサーバーの登録

無料期間があるレンタルサーバーを契約しました。

ドメイン取得

お名前.com等でドメインを取得

example2022.xyz

レンタルサーバーへドメインを登録

取得したドメインを設定し、以下のサブドメインを作成しました。

app.example2022.xyz (フロントのアプリページ用)
home.example2022.xyz (フロントのホームページ画面用)
php.example2022.xyz (バックエンドのpublicなAPI用)

WinSCPのインストール

ダンロードはこちら 使い方は割愛します。

WinSCPの接続情報の登録

接続情報例

deploy.batの編集

SESSION、XXX_LOCAL、XXX__REMOTE変数を適宜変更

code .deploy/deploy.bat

PHPのデプロイ前準備

PHPのデプロイ対象がpublicなソースとprivateなソース(環境変数やdatabaseアクセスクラス等)が混在しているので、サーバーのprivateな場所にデプロイし、サーバーのpublicな場所へPHPのpublicなソースフォルダへリンクを作成します。

ln -s /home/users/0/deltine/php /home/users/0/deltine/web/example2022.xyz/php

deploy.bat実行

.deploy/deploy.bat

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